Small Claims Court(スモール・クレイムズ・コート少額請求裁判所)で提訴されたら

* 以下の情報は、Community Legal Education Ontario (CLEO)より許可を得て、「Small Claims Court(スモール・クレイムズ・コート少額請求裁判所)で提訴されたら」(2017年5月発行)を翻訳・掲載しています。翻訳の質に関しては、Japanese Social Services が責任を担っており、CLEO の関与するところではありません。

今月の『On the Radar』では、裁判手続きの案内  (Steps to Justiceステップ・トゥ・ジャスティス)  で特集されたスモール・クレイムズ・コートで訴訟をおこされることについての情報を取り上げます。
先月の『On the Radar』では「Small Claims Courtに提訴する」について紹介しました。最大25,000カナダドル相当までのお金の支払いや個人財産の返還命令を裁判所に出してもらいたいときに行うものでした。

 

どのようにして提訴されていることを知るのか

一般的には、裁判のファイル番号がついた訴状(Plaintiff’s Claim, Form 7A)を受け取るときに提訴されていることがわかります。提訴された人を被告人(defendant)、提訴している人を原告(plaintiff)として名簿に記録されます。

 

被告人がしなければいけないこと

被告人は原告の訴状を受け取った後20日以内に答弁書  (Defence form) を出さなければいけません。これは記載漏れのない答弁書(Form 9A)と書類を裁判所に提出することを意味しています。このフォームは原告の訴えのどの部分に同意または同意しないのか、かつその理由を伝えるものです。
被告人が期限通りに答弁書を提出しなかった場合、裁判所は原告側の公判なしで判決を下すかもしれません。

 

答弁書を提出する前に

被告人には答弁書を出す前にしなければいけないことがあります。

① 書類を集める
被告人は起きたことを裏付ける全書類のコピーが必要です。以下のような書類が必要となります。
・契約書
・E-メールの内容あるいは手紙
・受領書または納品書
・写真
被告人は必ず書類のコピーを十分な枚数とっておいてください。そうすることで以下のことが可能になります。
・自分用にコピーを保管する
・答弁書にコピーを添付する
・原告とほかの被告人にコピーを渡す

② 答弁書を完成させる
被告人は必要な情報と書類を揃えたら、答弁書を記入して起こったことを裏付けるために集めた書類を全て添付しなければいけません。
詳しい情報は「裁判手続きの案内(Steps to Justice)」の質問ページにある「Small Claims Courtで提訴をされています。どうすればよいでしょう。」をご覧ください。

③ 答弁書を送る
被告人は答弁書のコピーおよび添付書類を原告と原告側の訴状に載っている人物に渡す義務があります。たとえば、申立書には他の被告人の名前が載っていることもあります。
これは「serving the Defence  (答弁書送達) 」と呼ばれています。

 

裁判所に答弁書を提出をする

次に、被告人は裁判所に答弁書を提出します。合わせて送達に関する宣誓供述書(Affidavit of Service, Form 8A)も提出します。
裁判所事務所に直接あるいは郵送で提出ができます。
答弁書の提出には手数料がかかります。被告人がこの手数料あるいは別のCourt fees (裁判所費用)を払う余裕がない場合、費用の免除を要求できます。登記官、事務官または執行官宛費用免除申請書(Fee Waiver Request to Register, Clerk or Sheriff) に記入をして行います。

 

被告人

もし原告が被告人からお金を借りていたり、別の人物が原告に支払うべきであると被告人が考えている場合、被告人訴状(Defendant’s Claim, Form 10A)を出すことができます。
答弁書を出してから20日以内に必ず提出してください。

 

次に起こること

答弁書に被告人が原告の望むものを支払うと明記されていない限り、裁判所は調停の日程を設定します。
被告人と原告がお互いに同意できず、解決に至らなかった場合、通常裁判所が裁判の日を決めます。

 

法的扶助を得る

少額請求裁判に関わった際に弁護士を雇う必要はありませんが、以下のことをパラリーガルや弁護士に相談することが出来ます。
・置かれた状況で何をしたらよいか、そして裁判所が決定することについての法的アドバイス
・用紙の記入方法などの裁判過程における手助け
低収入の人々はPro Bono Ontario(プロボノオンタリオ)から法的扶助を得られるかもしれません。
オタワとトロントでは、Pro Bono OntarioがSmall Claims CourtでDuty Counsel(デューティーカウンセル、裁判所勤務の無料弁護士)を付けてくれます。弁護士を雇わずに裁判所に来る人々はDuty Counselからアドバイスを受けられ、法廷内でも助けてもらえることもあります。

 

原文:http://mailchi.mp/cleo/on-the-radar-being-sued-in-small-claims-court

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