会長からのメッセージ: デービッド・池田より特別なメッセージ

デービッド・池田
Junko Yamamoto
今回ある方に感謝の意を捧げるにあたり、普段の会長からの挨拶に埋もれてしまわないよう、特別に紙面を割いてもらいました。
この場をお借りしまして、長年JSSに貢献してくださった山本順子氏に、私から、そしてJSS全体から御礼申し上げます。
山本氏とご主人のサムさんが、前会長・前川威男氏が司会をされた理事会に参加されたのは8年前のことでした。前川氏のJSSの活動についてのプレゼンテーションにお二人が熱心に耳を傾けていらしたのを覚えております。
その理事会の直後、山本氏はJSS理事会に参加されました。山本氏とサムさんのお二人はJSSにその年から5年間毎年10,000ドル、合計50,000ドルの寄付をおこなうとの誓約を立てられました。順子氏はそれに加えてファンドレイジング・チェアーの役職を引き受けて下さいました。JSSにはそれまでファンドレイジングを専門に担当する方がおりませんでした。それまでのファンドレイジングといえば、トク・スヤマ氏の素晴らしいトロント・チャレンジ・ワンマンショー、それにウィンフォード・シニアと共同開催したホットランチプログラムといった小規模のイベントに限られていました。
山本氏はJSS史上最大の成功を収めた2016年秋のピアノコンサートの企画立案者でした。日本から高名なピアニスト夫婦をお招きして開かれたこのコンサートは、グレン・グールド・コンサートホールがほぼ満員になるほどでした。その他にも、山本氏はサムさんの80歳の誕生日パーティをJSSへのファンドレイジング・イベントにし、約13,000ドルの寄付金を集めました。
これまで多大な貢献をしてくださった山本氏ですが、個人的なご事情により理事会を去ることになりました。どんなに寂しくなることでしょう。しかし、山本氏は引き続きJSSのために働いて下さっています。今夏、新進気鋭のイリュージョニスト、田中大貴氏を日本からお招きしたのもその一つです。山本氏はご自宅で特別ショーを開催し、チケットの収益を全てJSSに寄付して下さいました。
紙面の制約があり、これ以上山本氏の貢献についてお伝えすることはできませんが、JSSを代表いたしまして山本氏に心より御礼申し上げます。氏のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。