納豆との遭遇

やなせマリオン

“納豆”って何?知らない人はいますか?ビーガンの人たちはその健康増進効果を絶賛し、日本が長寿大国である理由の一つであるかもしれないこの「魔法の食べ物」について、たくさんの記事が書かれています。この納豆、食べてみたことはありますか?納豆についての記事をいくら読んでも、実際に食べてみなければわからないことがたくさんあります。日本の旅館やホテルなどで和食の朝食がついているときには、必ず納豆がありますので試してみてください。あるいは、トロントのほとんどの日本、中国、韓国食料品店にもおいてあるので、この健康食品に挑戦してみてください。その臭い、風合いそして独特な食感、どれをとっても忘れがたい経験になること間違いなしですが、大好きになる人と大嫌いになる人の両極端に分かれるようです。

時は戦後の日本、場所は茨城県の水戸市付近の町、一人の紳士がその町のすべての住人に無料で納豆を振舞っていました。これには、当時の日本で不足していた貴重な蛋白質の摂取を促し、栄養失調およびそれを原因とする関節痛を和らげる効果があったそうです。納豆はカルシウム代謝を促すビタミンK2を生成する酵素を含んでおり、研究者によるとビタミンK2は強い骨の形成を促し、動脈硬化を予防し、消化器系の問題を正常化するといった効果の他にもさまざまな健康増進に役立つ効果があることがわかっています。納豆に関しては、その栄養的価値や納豆が買えない国や地域ではおいしい納豆を作るためのレシピなどについてたくさんの記事が書かれています。臭いの強いチーズのあの何とも言えないアンモニア臭に通じる臭いをまとった、このベトベトした茶色い発酵した豆に慣れるためには相当な忍耐力を要する人もいるでしょう。納豆は醤油を足して混ぜ合わせてから食べますが、このベトベトの豆は器から口に運び入れるときどこまでも伸びるかのような糸がでます。このクモの糸のように細くてどこまでも伸びる糸を発する納豆を上手に食べるには少しコツがいるのですが、子供たちはこのコツを学ぶまではまさに“クモの巣だらけ”になることもしばしばです。

nattor現在、JSSのホットランチプログラムのコーディネーターを担当していただいている岡宜子(おかのりこ)さんに納豆について聞いてみました。日本では、おいしい納豆がどこでも買えるので、岡さんも“納豆を自分で作る”という発想はありませんでしたが、カナダに引っ越してきてしばらくしてから、岡さんの夫の健康状態があまりすぐれず、なにか栄養があって健康増進に役立つ安全な食べ物が必要だったため、納豆菌を日本から取り寄せておいしくて質のいい納豆を自分で作ることに決めました。この岡さんの自作納豆は、夫の健康回復に大いに役立ったそうです。

関節痛や動脈硬化の予防効果があるのに、ねばねばして少々食べにくいという難点がある納豆ですが、これを使ったおいしくて、しかも食べやすいレシピをJSSのホットランチのボランティアさんたちに教えていただきました。

  • 納豆の味噌汁
  • 納豆チャーハンまたは納豆焼きそば
  • 納豆トースト(カマンベールチーズを載せたトーストに近いとか)
  • アボカドの納豆和え(醤油をかけて)
  • 納豆ピザ
  • 納豆パンケーキまたは納豆フレンチトースト(メープルシロップをかけて)
  • 納豆の油揚げ包み焼
  • 納豆スープ(いろんな具材と一緒に)
  • 納豆スパゲティ(他のスパゲティソースとからめてもよし)
  • 納豆寿司(巻物、軍艦巻)
  • 海苔巻き納豆(ごはんは無しで)
  • 薄切りキュウリの納豆載せ
  • 納豆とキムチ和え(JSSカウンセラー 公家孝典のおすすめ品)
  • 納豆カレー(特にドライカレー)
  • 納豆ご飯(醤油、和がらし、お好みで生食可能な卵黄を混ぜて、熱々のご飯の上に)

*すべての納豆料理はねぎのみじん切りがよく合います。お好みで、しょうが、にんにく、刻み海苔なども試してみてください。

今秋に予定されているJSSのチャリティコンサート実行委員会で広報委員長を担当していただいている久保恵一氏によると、忙しかった日の晩酌に、マグロのトロに適量の納豆、大根の漬物を載せ、ゴマを少々ふりかけた一品を焼酎といただくのが最高なんだとか。このストレス解消法が、落ち着きがあり、友好的で、とってもバイタリティーにあふれる彼の人柄の秘密なのかもしれませんね。

今、世界中で話題になっている納豆ですが、健康増進効果は素晴らしいうえに、医薬品やサプリと違い副作用を全く気にする必要がありません。今まで一度も食べたことのない方、ぜひとも一度挑戦してみてください!

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