大家がテナントの住む部屋に引っ越しを望む場合のテナントに関する新たな変更があります

以下の情報は、Community Legal Education Ontario (CLEO)より許可を得て、「New protection for tenants when a landlord wants to move in、大家がテナントの住む部屋に引っ越しを望む場合のテナントに関する新たな変更があります」(2017年10月発行)を翻訳・掲載しています。翻訳の質に関しては、Japanese Social Services が責任を担っており、CLEO の関与するところではありません。

大家がテナントの住む部屋に引っ越しを望む場合のテナントに関する新たな変更があります

オンタリオ州に住むテナントは、大家、あるいは大家の親しい家族・親族やケアギバーがテナントの住む部屋に引っ越しを望んでいる時に、部屋から立ち退かされる可能性があります。このことに関する法律が最近変更となり、テナントは少しだけ法律に守られるようになりました。

今月のOn the Radarでは何が変更され、このような状況下に置かれた際にどのような選択肢がテナントに与えられるようになったのかをご紹介します。

 

変更点

大家あるいは大家と親しい家族・親族やケアギバーがテナントの住む部屋に引っ越しを望んでいる場合、大家はテナントに60日前通知を出すことが可能で、これにはランドロード・テナント・ボード(The Landlord and Tenant Board)の申請用紙(Form N12)を使用します。

2017年9月1より施行され、大家がこれを理由に申請用紙(Form N12)をテナントに渡す場合、新しい規則を遵守しなければいけません。

◎ 1か月分の家賃または別の住む場所
今後、大家は以下のいずれかを遵守しなければいけません。

  • テナントが受け入れることが出来る別の賃貸物件を提示する
  • テナントの最低1か月分の家賃を支払う

 

◎ 1年間その部屋に住むこと
大家あるいは大家と親しい家族・親族やケアギバーは最低丸1年間、その部屋に住む予定を立てていることが今後は条件となります。

 

◎ 大家は一個人であること
過去に裁判所とボードの決定により、企業のオーナーの個人使用を理由に企業がテナントを立ち退かせることが認められたことがありました。企業はこれをもうできません。この理由でだれかを立ち退かせる場合、大家は一個人である必要があり、少なくとも一個人が部屋を部分的に所有していることが条件となります。

 

テナントができること

以前と変わらず、テナントは大家からForm N12を受け取ったからといって引っ越す必要はありません。

テナントは大家が計画を正直に伝えてくれていないということがないか、確認してみたほうがいいかもしれません。実際誰かが引っ越してくる代わりに大家が:

  • 他の誰かに高い家賃でその場所を貸した
  • Airbnbのようなサービスに物件を載せた
  • 売りに出した

ということをしていた事実をForm N12を受け取り、退去したあとに発見したテナントも多いのです。

テナントは大家が適切にForm N12を記入し、その用紙に記載されている契約終了日遅くとも60前までに用紙を受け取ったことを確認したほうがよいでしょう。

 

◎ 引っ越し
テナントが出ていくことを決めた場合、通常の60日前通知の代わりに早ければ10日前通知を大家に出すことが可能です。

大家がテナントの気に入った、金銭的にも問題のない別の部屋を提示する場合、テナントはそれに満足するかもしれません。

大家がテナントに1か月分の家賃を代わりに支払うことの方がはるかに一般的になるでしょう。しかし、テナントが引っ越しをする場合、結局長い期間もっと高い家賃を支払うことになることがあります。そのため、追加月の家賃はそれほど助けにはならないかもしれません。

 

◎ ヒアリングを開催する
大家が無理矢理テナントを部屋から立ち退かせたい場合、ランドロード・テナント・ボードに立退き命令(Eviction order)を申請する義務があります。

大家はForm N12を渡した後いつでも申請可能で、最大で用紙に記載されている契約終了日の30日後まで申請可能です。

テナントと大家が互いに同意しない限り、ボードはヒアリング(公聴会)を開きます。大家は最低1年間住むために引っ越すという確実な予定とテナントに1か月の家賃を支払った証明をする義務があります。

大家がこれらのことについてしっかりと証明をした場合でも、ボードは、なお、立退きを遅らせる理由があるかどうかを検討し、稀ではありますが、立ち退きを拒否する判決を下すことがあります。

 

◎ 大家が行うと言ったことを実行していない場合
テナントが引っ越すあるいは立ち退かされ、のちに大家がForm N12で述べたことを行っていなかった場合、テナントはボードに申請することができます。

これは引っ越した日から1年以内に行わなければなりません。

ボードは大家にテナントへのお金の支払いを命じることができ、それには引っ越し費用と増額した家賃分も含まれます。

ボードがこれを行うのは家主がForm N12に従っていないと分かったときのみです。今回の法律の変更で、状況によっては、テナントがこのことを証明し易くなることでしょう。

 

法律扶助を得る

テナントが低収入の場合、地域のリーガル・コミュニティ・クリニックから助けを得られるかもしれません。

法律扶助を得る必要があるテナント向けの別の選択肢があります。

原文: https://mailchi.mp/cleo/on-the-radar-new-protection-for-tenants-when-a-landlord-wants-to-move-in

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