会長の挨拶

デビッド•池田david
秋の深まりを感じている間もないほど、超多忙を極め、ホリデイ・ドライブの準備が始まった時も冬の足音はまだまだという頃でしたが、JSSにとって、この間ずっと、本当に困難を極める課題の多い時期でもありました。
JSSでは、職員の人事変更や配置転換、また理事の変更などの諸処の事態に直面して、傳法氏に関しては別途記事にも掲載されておりますように、理事の変更の件で、特に大変な事態に遭遇しました。「ある人がいなくなってから、その人の大切さや重要性が分かる。」とよく言いますが、確かにその通りだと思います。傳法氏は、目下理事会の特別なコンサルタントとして従事して頂いていますが、以前ほとんど毎日のようにオフィスに出向いて、プログラムを計画したり実行に移したりされていた様々な活動からは外れ、副会長としての職務やその他ホリデイ・ドライブの箱の配達等々の関わりからも遠ざかっておられます。彼の「不在」は、理事会や職員を始め、傳法氏の 理事レベルでの問題処理の力や日本国領事館始め対外団体との渉外役をこなしたりの経験や専門的な知識等に頼って来た私にとっても、非常な痛手です。
しかしながら、日々の活動は続いて行きます。この10月には、JSSの資金調達のための一環として、カウンセラーの公家孝典氏と三船純子氏と私は、スコシアバンク・ウォーターフロントマラソンを走りました。三船氏と私はハーフマラソンを走り、公家氏は、フルマラソンを走りきりました。走ったのは私たちですが、資金調達理事である、山本順子氏が基金募集のために必要な寄付金を募ったり広告を集めたりして、JSSのために資金を調達するための素晴らしい努力を主導してくれました。この初めての取り組みのための彼女の目標は3000ドルだったにも関わらず、その倍の金額が集まった事を報告できるのは、とても喜ばしい限りです。資金はいつものように、カウンセリングや地域で必要とされるプログラムの実施を継続するために使われる予定です。資金調達の報告が出来るのは嬉しい事ですが、残念なことに、コスト面等も下がる事はなく、いつも財政難に直面しているのが現状です。
私がこれを書いている時点で、私たちは11月23日にここJCCCで、 JSSの要であるボランティアの方々に感謝するパーティーを企画しようとしています。昨年同様、吉田タク氏が食事をまかなってくれます。タク氏のことは、長年知っていますが、おいしいおでん、サバ、その他の日本料理のおいしさに驚きました。昨年始めて彼の作った料理を食べたわけですが、本当に素晴らしいご馳走でした。
ホリデイ・ドライブも始まりました。ご存知のようにJSSでは毎年、非常に多くの寛大な方々から寄付して頂いたおもちゃや、食品、プレゼントなどを大きな箱に詰めて、コミュニティーの中でも財政的に恵まれない家族や、孤立した個人の方々などに配布しています。GTAの日本人社会の人達は、いつもとても寛大な心をお持ちです。私はいつも箱をつめる山盛りの品々の量に驚いています。 ホリディ・ドライブのための品々を集める為に、スペースをさいて収集箱を置かせて頂いている教会関係、組織団体そしてお店関係の皆様のご好意に深謝しております。
このホリデーシーズンにあたり、JSS一同より、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。