JSS会長のメッセージ
池田デービッド
皆さまにとってとても困難な日々が続いていることと思います。私自身は時間の感覚がずれてしまっているように感じます。毎朝今日が何曜日か確認しないといけないくらいです。この挨拶を書いている今現在、5月にも関わらず雪が降っているので余計に変な感覚です。周りとスカイプで、ズームミーティングで、そしてフェイスタイムで話をすると、多くの人が同じような経験をしていることがわかります。
JSS理事とスタッフ一同は、今この状況でコミュニティをサポートするために頻繁にオンラインで話し合いをもっています。月一度であったスタッフミーティングは週一度になり、そのことで人との物理的距離を保ちながらもJSSとして必要な活動をより迅速に行うことができていると思います。もちろん顔を合わせてのミーティングとは違いますが、オンラインツールを使ってできる活動を続けています。
また、理事会とスタッフはJSSのクライアント、会員そしてドナーの方々の安全を守るための手続きを確認しました。IT・データセキュリティ専門のD-Oneのサービスを維持し、スタッフがデータの安全を保ちながら、在宅で業務が行える環境を即時整備しました。
今後はプログラムの再開が優先事項です。コミュニティ・アウトリーチ・ワーカーのスタッフによると、JSSでの活動が休止になり、この2か月日本語を話す機会がなくなったボランティアの方々もいるとのことです。またシングルマザーサポートグループなど、この時期ますます必要になるプログラムもあります。
JSSをサポートしてくださっている皆さま、この厳しい状況におきまして皆さまのさらなる温かい支援をお願い申し上げます。私たちのクライアントの中には虐待、貧困そして老い、またはこの三つすべてを経験している人が少なくありません。現在の状況は、そのような方の生活がますます大変になることは想像に難くありません。私たちが今後もサポートが必要な方のために活動できるよう、財政的な支援をお願いします。
そして最後に、皆さまの安全と健康をお祈りします。そして安全に過ごしながらも、周りのためにできることをしてください。