カウンセラーレポート
公家孝典
みなさん、こんにちは。カウンセラーの公家です。今日は、JSSでの仕事の話ではなく、私の趣味の話をさせていただこうと思います。
私は、30代後半から40代前半にかけてハーフマラソン、フルマラソン、トレイルランニングのレースに出場していましたが、6年前に膝に大きなけがをして以降、ランニングからは遠ざかっていました。
ランニングは膝への負担が大きい事や年齢も50代に入ったこともあり、もうランニングにしっかり取り組むことはないだろうと思っていたのですが、正月に見た箱根駅伝に触発され、もう一度真剣に走ってみようと思い、1月3日に走り始めました。その際に半分思い付きで以下の2つの目標を設定しました。
・毎日、少なくとも6KM走る
・今年中に2500KM走る
私は、運動が大好きで、春から秋にかけてはほぼ毎晩テニスをしているので、それなりに体力に自信はあり、なんとなく6KM/日はそれほど難しくないだろうと思っていました。しかし、走り始めてみると、2日目からは筋肉痛と猛吹雪の悪天候でくじけそうになりました。6日目までは、意地と惰性で重い体を動かし、なんとかミニマムの6KMを走ったのですが、7日目にポジティブなブレークスルーがありました。前日まであった筋肉痛がほとんどなくなり、走っているときの息苦しさや足の疲労も激減し、前日までよりかなり速いペースで楽に9KMほど走ることができました。「こんなに急に変わるもんかねぇ」と非常に驚かされました。
メンタルな部分で言うと、6日目までは、走っている間ずっと「なんでこんな極寒の中、走っているんだ?」「なんのメリットもないよね?」「メリットどころか、逆に体に悪そうだからやめちゃいなよ」というネガティブな思考ばかりが渦巻いていたんですが、7日目は「気持ちいい!」「1週間がんばった甲斐があった!」「目標達成も夢じゃない!」というポジティブ思考のみ。「心と体は密接につながっているんだなぁ」としみじみ感じました。
今年のトロントの冬は非常に厳しく、体感温度マイナス20度以下の日や、暴風雪警報が出され20㎝ほどの積雪があった日も何日かあり、真夜中のトレイルで2頭のコヨーテとにらみ合いになるというちょっと怖い体験をした日もありましたが、1月3日から今日3月12日まで1日も休むことなくミニマム6KMのランニングを継続できています。天候や体調が優れず、気が乗らない日もありますが、今現在、かなり楽しく走ることができています。その理由をいくつか挙げてみます。
・走っている間、自分の心と対話する時間があり、それがおもしろい
・走っている間、完全に無心になっている状態があり、リラックスできる
・向上しているのが実感できる
・素直に自分を褒めてあげられるようになる-自己肯定感の向上
・生活にハリ・充実感ができる
・心地よい疲労感-よく眠れる
・走り終えた後の達成感-キンキンに冷えたコーラが旨い!
散歩、パワーウォーキング、ジョギングが心と体の健康増進に非常に高い効果があることは、数々の医学的なリサーチで証明されています。トロントもようやく春らしい気持ちい気候になってきたので、みなさんもこれらを生活のルーティンに取り入れてみませんか。