カウンセラーコラム

「ノーディック・ポール・ウオーキングを始めてみませんか?」三船純子

前回の公家カウンセラーの記事に付随して、今回はノーディックポール・ウオーキングについて書かせていただきます。 

実は私も30代から50代半ばまで様々なレースに積極的に参加するランナーでした。走ることがなんとなく体の負担になっているように感じウオーキングに移行したのは、10年ほど前にノーディック・ポール・ウオーキング(以下ノーディックウオーキング)に出会ってからです。最近はポールを持って歩く方もよく見かけるようになりましたが、その当初はポールも持って歩いているだけで、「あなたのスキーは何処?(ポールはあるのに)」とか、「雪降ってないね。」などと冗談交じりに冷やかされることも少なくありませんでした。 

ノーディックウオークはクロスカントリー・スキーの動きを、クロスカントリーの選手が夏のトレーニングに取り入れることから始まったと言われています。ヨーロッパでは大分前からポールを使ったワーキングが盛んですが、北米や日本で人気が高まり定着してきているのはここ5~6年ではと感じています。 

昨今はウオーキングやその他の運動は健康維持にとって強力な方法と言われその効果は医薬品にも匹敵するとの認識も深まっている為、医師がウオーキングを患者に処方することも珍しくありませんノーディックウオーキングには、特にシニアの健康維持に役立つ利点がいくつかあります。 

消費カロリー量の増加と心血管機能の向上:ノルディックウォーキングは多くの筋肉を使い心拍数を上昇させるため、通常の歩行よりも大幅に多くのカロリーを消費し、心臓の健康促進に効果的です。 

筋力と骨密度の強化:上半身、体幹、脚の筋肉を同時に使うことで、筋肉量を増やし骨を強化します。これはシニア世代が筋肉量の減少を妨げて骨密度を向上させるために不可欠です。 

バランスと姿勢の改善ポールの使用が安定性を高め、姿勢を正すことでバランスが向上し、転倒リスクを低減します。 

関節への負担軽減:ポールの使用により膝や股関節への衝撃が軽減されるため、関節炎などの症状がある高齢者や関節手術後の回復期にある方にとって、より優しい運動となります。 

筋肉と血流の活性化:ポールを使うリズミカルな動きによって上半身の血流促進を促し、腕と肩の筋肉を強化します。 

ポールワーキングはポールを持って歩行が可能であれば誰でも始められますが、関節炎やその他の下半身の症状がある高齢者、または膝や股関節の手術後の回復期にある方低負荷で全身のフィットネス向上を目指す方まなどにも歩行をしやすくすることをサポートします。 

オンラインやYouTubeなどで、ノーディックウオーキングの歩き方、ポールの使い方についの情報を見つけることができますし、ノーディック・ウオーキングの歩き方の指導を受けたり、ノーディックウオーキングのグループに参加して収得することもできます。 

https://www.google.com/search?q=nordic+pole+walking+group+toronto&rlz=1C1CHBF_enCA925CA928&oq=nordic+pole+walking+group+toronto&gs_lcrp=EgZjaHJvbWUyBggAEEUYOTIHCAEQIRigATIHCAIQIRigAdIBCTk4ODFqMGoxNagCCLACAfEFzhcvrcZveA_xBc4XL63Gb3gP&sourceid=chrome&ie=UTF-8 

10年前はカナダでは2社しかノーディック・ポールを販売していませんでしたが、現在は数えきれない沢山の種類のポールが市場に出回っています。ノーディック・ポールはハイキングポールとは造りが異なっており(地面が付く滑り止めのゴムキャップの形状)、ノーディックポールにも色々な種類があるので(ストラップ付のグリップ、ストラップ無しのグリップ、ポールの高さの調整機能)、ご自分の身体機能能力(手に関節炎があるのでストラップ無しの握りやすいものを選ぶ、または手術後などで転倒の心配があるので先ゴムは安定感にある大き目のものを選ぶなどや運動の目的(身体機能能力に問題がなく運動量を短時間で活発にしたいので、ストラップ付のグリップを選ぶなど)に合わせて選択される必要があるかと思います。 

滑り止めゴムキャップの選択、ポールの高さ調節機能、また身体機能レベルに合わせたポールの使い方などは理学療法士Physiotherapist、作業療法士 Occupational Therapist、運動専門家Kinesiologist 、またはノーディックウオーキングのトレーニングを受けた指導者にアドバイスを受けることで正しいポール選びと歩き方の収得ができると思います。 

ポールを手にして短い散歩から始め、体力向上に合わせて徐々に時間や距離を増やしていけるかと思います。 

みなさんもこの秋ノーディックウオーキングを始めてみませんか?