会長からのメッセージ
JSS会長 アティヨタ佐藤由香
皆様お元気ですか?少しずつ暖かくなってくる日差しを楽しんでおられることと思います。前回のニュースレターでは、JSSの提供するサービスについて改めて簡単にご紹介いたしました。今回は、JSSの運営形態と理事会の役割について簡単にご紹介したいと思います。
ジャパニーズ・ソーシャル・サービスは、オンタリオ州登録の非営利団体です。また、カナダ税務局に認可された慈善団体(チャリティ)でもあります。したがって、JSSのサービスは公益を追求しており、料金やご寄付などから利潤を得ることはありません。もちろん、サービスの提供および団体の運営にかかる費用、スタッフの人件費や通信費、家賃などの経費は生じますので、これを皆様からのご寄付やその他の資金援助、会員の支払ってくださる会費、そしてサービス料金にて賄っております。
利用者の皆さんにサービスをご提供するのはクリニカルスタッフとボランティアさんの仕事である一方、理事会は、事務方のスタッフやボランティアの助けを借りながら、JSSの運営を担当しています。理事は法律の規定により、全員無償のボランティアです。スタッフ4名という小さな団体ですので、JSSの理事会はいわゆる「ワーキング・ボード」という形態をとっており、その仕事は多岐にわたります。運営を円滑に、また公正に行うためのポリシーの制定やストラテジック・プランニング、資金調達にとどまらず、人事や財務、渉外や広報、またプログラムの監督なども、理事の役割となっています。
現在、私を含め8名の理事が、それぞれの専門分野での知識と経験を活かし、JSSの運営に尽力しています。あなたも、我々の仲間に加わりませんか?ご興味のある方は、ぜひ「理事募集」の記事をご参照ください。あなたのご参加をお待ちしています!
最後になりますが、JSSは昨年2024年も、多くの方々より暖かいご寄付を賜りました。2025年度の「架け橋の会」プログラムスポンサーとなってくださったトロント仏教会の皆様、そしてNAJC 人権アワードの副賞賞金をご寄付くださったサーロー節子氏をはじめ、JSSの活動をご支援くださった皆様に心より御礼申し上げます。今年もJSSは、あなたのご寄付と善意を人々のために役立てることをお約束いたします。