JSS プログラム・ボランティア活動レポート

鈴木留美子(ボランティア・コミュニティサポートサービス  コーディネーター) 

今年のオンタリオ州は過去約100年間で最も日照時間の少ない冬となりましたが、そんな中JSSでは様々なプログラムを通じて、沢山の皆さんが支え合い、心を照らす交流が沢山生まれました。

第23回ホリデードライブ

2022年のホリデードライブは昨年同様、皆様からの寄付金にて、食料品や生活必需品、ギフトカードを購入し、贈り物として届ける形で行われました。物価や家賃の高騰で生活が苦しい状況の家庭が増える中、今年は38家族、97名の方々へ贈り物を無事届ける事が出来ました。コミュニティの皆様からは予想を上回るご支援と寄付をいただき、改めてコミュニティの絆の深さを感じることができました。この活動には、ボランティアの皆様にカードの作成やPR活動から配達まで、様々な業務を実行して頂きました。ご協力いただいた皆様には心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

こんにちはプログラム

パンデミック以降、主に電話とZoomにて行われていたフレンドリー訪問「こんにちはプログラム」は今年に入り徐々に対面の訪問を再開しています。特にパンデミック以降、交流の機会が大きく減ってしまったシニア世代の方々に、孤立した状況を少しでも和らげる機会を提供する事はとても重要であり、本プログラムの需要は常に絶えません。そんな中パンデミック中から引き続き訪問を続けて頂いているボランティアの皆様に加え、パンデミック以前に訪問して頂いておりましたボランティアの皆様にも今年に入ってから訪問を再開して頂き、プログラム利用者から喜びの声を頂いております。その需要の高さから、訪問ボランティアがまだまだ足りていない状況です。本プログラムのボランティアにご興味のある方は是非volunteer@jss.caまでご連絡ください。

オンラインプログラム

JSSでは引き続きクラフトクラブ・歌の会・ホットランチ交流会・シニアヨガなどのソーシャルプログラムも、ボランティアの方々が中心となり、オンラインにて運営されています。日系文化会館主催で12月に行われた冬まつりと3月に行われた春まつりでは、クラフトクラブの皆様が作成された作品やその他ご寄付頂いた物品を販売するファンドレイジングブースをパンデミック以降初めて出店し、大盛況となりました。当日の販売をお手伝い頂いたクラフトクラブの皆様をはじめ、販売、値付けから物品の寄付を頂いた皆様に深く感謝の意を申し上げます。ありがとうございました。今後はこうしたイベント参加の他にも、歌の会の対面のプログラムを再開するなど、オンラインプログラムを続けながら、対面で参加出来る機会を徐々に増やしていきたいと思っております。