JSS活動レポート:「手作りマスク配布:パイロットプロジェクト」
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中、JSSオフィスは閉鎖中でも、私たちの活動は続いています。4月には、日本の生活雑貨を販売するOomomoさんより寄付された食べ物を必要とされる方々へスタッフがお届けしました。同じくOomomoさんから5月に使い捨てマスクの寄付をいただき、JSSを利用されているシニアでマスクをお持ちでない方へ郵送する作業が進んでいます。しかしこれはあくまでも使い捨て。限られた量しかないので、例えば5枚お送りしても5回分にしかなりません。
先日の政府推奨にもありましたが、カナダではもともとなじみのなかったマスクが日常必需品になるなか、使い捨てマスクを入手できる機会がますます減っていくことが予想されます。そこで、JSSのボランティア有志6名により布マスク作成プロジェクトチームが結成されました。ボランティアの方々が一つ一つ手作業で作った布マスクを、必要とされているご年配のJSSサービス利用者の方々にお配りし、感想やアイディアをいただいたりしながら、今後この活動を広げることができるかどうか検討するパイロットプロジェクトを推進しています。ボランティアさんは自宅にいてもできることであり、それが人のためになるということで、受け取る人の使い勝手や心地よさを考えながら、楽しく作業をしてくださっています。
コミュニティの中に布マスクの需要はあることは容易に想像できますが、自宅で作ってくださる方、生地・糸・ゴムなどの素材を入手する必要もあり、この輪を広げていくには、乗り越えないといけない課題がまだまだありそうです。
ボランティアとJSSを支援してくださる皆さまに支えられながら、JSSはこれからもコミュニティに必要な役割を果たしていきたいと考えています。