会長の挨拶

david
デービッド池田
例年盛夏の7月は、カウンセリング業務や依頼件数が他の月よりも少なくなっています。この小康を利用し、JSSスタッフは久々の骨休めをするとともに、業務整理をし、残業時間の削減に努めます。
5月に開かれた総会で、10名の理事と執行委員が任命されました。私が会長に就任して以来初めて会長、副会長、会計および書記の全員が選出されたことになります。また、久しく定員が充足することのなかった理事会も定員が埋まり、非常に優秀かつ多様なバックグラウンドを持つ方々がメンバーになって下さいました。
新しく理事会に加わったのは、YWCAのソーシャルワーカーであり、前JSSカウンセラーのジーン・ピアサさんの指導を受けたMichi Chun氏、JSSの長年のサポーターであるトロント日系福音教会の佐藤明男牧師、そして政府、助成団体、慈善団体での幅広い経験を持つMichelle Chibba氏です。
新しいメンバーに加え、これまでJSSを支えて下さった才能豊かな理事の方々も引き続き理事会に名を連ねています。慈善活動家で実業家の山本順子氏、著名な会計士であるテリー池田氏、JSSの団体規約を起草する際様々な助言を下さった弁護士のStephen Kennedy氏、デザインの専門家であるAnthony Liliefeldt氏、 長期にわたり理事として貢献されている 須山 徳義,そして副会長のMarion Yanase氏です。
Marion氏の指導を受け、JSSは今後の活動方針と未来への指針となる戦略プランを現在作成中です。このプランは今後非常に重要になってきます。JSSの顧客層は変化を続けており、今までとは異なるサービスが必要になってくるかもしれません。一例をあげますと、1970-80年代にカナダに移住してきた日系移民の方達は、すでにカナダ暮らしが30-45年になります。高齢化が進む日系移民の方々は、現在どのような問題に直面しているのでしょうか?
日系コミュニティにサービスを提供するJSSのような団体にとって、上記のような問題は大きな懸念となっています。JSSはコミュニティにとって意義があり、必要とされているサービスを提供することを心がけねばなりません。戦略プランが完成した暁には成果を公表し、みなさまの意見を伺いつつコミュニティにとって最善となるサービスが提供できるよう努力していきたいと考えています。