体を動かして心も健康に
JSSカウンセラー・三船純子
去る6月13日にJSSのファンドレイジングイベントであるJSSチャレンジが開催されました。参加者は個人で、またはご家族や友人の方と一緒に、それぞれ1時間のウオーキングかランニングをしました。少し蒸し暑い日曜日の朝でしたが、汗をかきかながら体を動かした後は、心地よい爽快感がありました。
コロナ禍のさまざまな制約の中で、毎日の運動の大切さが繰り返し奨励されています。体を動かすことは身体的な健康に良いことは周知の通りですが、近年ではメンタルヘルスの処方箋としても運動が奨励されています。体を動かすことで脳内には気分が高まるホルモンであるエンドルフィンとノルアドレナリンが分泌されます。また感情のホルモンであるドーパミンとセロトニンも分泌される為、不安とうつ病を軽減できる効果があると言われています。体を動かすことは心をリラックスさせ、良い睡眠も促し、身体的な健康を保つだけではなく、心の健康維に役立ちます。
コロナ禍の規制でジムでの運動や集団スポーツも出来なくなった結果、家にいる時間やテレビやコンピューターの画面を眺める時間が増えています。今まで以上に、自分の年齢や体力に合わせて体を動かすことが大切になってきているのではないでしょうか。
若い方は様々な有酸素運動をする体力がありますが、中高年齢層でも体を動かす方法がさまざまな方法があります:
- オンラインの運動や椅子に座ったままのヨガなどの自分の体力に合わせたのクラスに参加する(電話でもオンラインにアクセスできるので、インストラクターの声を聞きながらの参加が可能です)
- 近所の散歩、またはノーディック・ポールウオーキング(一人でも、一緒に歩く散歩仲間と一緒にでも)
- 好きな音楽に合わせて、その場で体を動かしたり、自分に合ったルーティーンの運動をする(ラジオ体操など)
- アパートやマンションの階段の上り下り
- 掃除、ゴミ出し、郵便受けのチェック、庭仕事など
少し汗ばむくらいの心地よい運動を毎日すこしずつ続けることで、少しでも明るく元気に過ごせる体と心作りを目指していけらたらいいですね。
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