JSSプログラム・ボランティア活動レポート

鈴木留美子 (コーディネーター – ボランティア・コミュニティサポートサービス)

 

夏から秋にかけてのパンデミック収束ムードから一転、変異株オミクロンの急速な広まりにより、解かれていた規制が再び強化された今冬。厳冬と相まって、孤立感を一層深めやすい状況となる中、JSSでは沢山のボランティアの皆様の支援により、ホリデードライブ、オンラインソーシャルプログラム、オンラインセミナー、電話訪問プログラムといった、様々な活動でコミュニティをサポートしてきました。

 

オンラインソーシャルプログラム

定期的に電話やZoomにてお話をする「こんにちはプログラム」を始め、クラフトクラブ・歌の会・ホットランチ交流会・シニアヨガなどのソーシャルプログラムも、引き続きボランティアの方々が中心となり、オンラインにて運営されています。代替手段として始まったオンラインプログラムですが、対面では参加が難しかった遠方にお住まいの方も参加出来る、という利点も生じました。今後、対面プログラムの再開を探っていく中で、遠方の方も引き続き参加出来る様、現在のオンラインプログラムと、上手くバランスを取ってプログラムを継続していく必要があると感じています。

従来のプログラムが引き続き継続していく中で、一つの区切りをつけたプログラムもありました。約10年間に渡って会を引っ張って下さったボランティアの趙さんの引退に伴い、アムロを育てる会は1月をもって終了となりました。趙さんには長年に渡り会を率いてくださり大変感謝しております。尚、会への需要が依然高い事から、2月よりオンラインプログラム「かけはしの会」として、引き続き、発達障がいのお子さんを持つ保護者の方の交流の場を提供していく事となりました。

 

オンラインセミナー

モミジヘルスケア協会との合同オンラインセミナー は、メインの参加者層であるシニア向けのトピックを中心に、情報提供や交流の場として 、月2回発信を続けています。糖尿病や、認知症・アルツハイマー病などの健康に関するトピックをはじめ、委任状と遺言状についてなどの法律に関する大切な情報から、和食シェフを招いた料理講座まで、参加者のニーズに合わせて幅広いトピックを取り上げています。尚、オンラインセミナー開催にあたって、ボランティアの方々には、いつもテクニカルサポートをして頂き、セミナーのスムーズな進行をいつも支えて頂いています。

 

第22回ホリデードライブ

2021年のホリデードライブは2020年同様 、皆様からの寄付金にて、食料品や生活必需品を届ける形で行われました。私にとってはJSSに勤務して以来、初めての大きなイベントでしたが、皆様からの惜しみない支援と寄付を目の当たりにし、コミュニティの熱意とパワーを実感する貴重な体験となりました。特にボランティアの皆様には、様々な手配やPR活動を率先して実行頂き、最終的に32家族、73名の方々へ贈り物を無事届ける事が出来ました。ご協力いただいた皆様には深く感謝しております。ありがとうございました。

 

今夏に向けて

今後はパンデミックにより孤立した生活を余儀なくされている方々へ向けて、対面プログラムの一部再開を進めていく予定です。コロナ渦に加え、物価や家賃の上昇などによる生活苦など、今まで以上にサポートを必要とする人は増えています。少しでも多くの方々へ支援を届けられるよう、コミュニティの皆様のお力添えを頂きながら、出来る限りのサポートを続けていきたいと思います。引き続きのご支援何卒お願いいたします。