会長の挨拶
デービッド・池田
この会長の挨拶では、毎回冒頭でJSSがいかに忙しいか述べ、次いで皆様への感謝を捧げるのが恒例になっております。実際のところJSSは忙しく、私は謝意を捧げるべき方々に恵まれているということでしょう。
まず、昨年末のホリデー・ドライブは大成功でした。食料、おもちゃ、衣服、現金などの寛大な寄付をいただいたコミュニティの皆様、ありがとうございました。ドネーション・ボックスを目立つ場所に設置していただいた多くの教会や各団体の皆様にも厚くお礼申し上げます。
トロント日系福音教会で開催されたジョイ・オブ・クリスマスコンサートに参加いただいた教会グループの皆様にも深く感謝しております。昨年に比べ出席者は減りましたものの、1000ドルを越える寄付をいただくことが出来ました。多くの才能あふれる歌い手、パフォーマーたちがコンサートを盛り上げてくれました。
また、新しい理事/役員がJSSに加わったことをご報告します。昨年末テリー・池田氏が理事会に参加し、会計の任務を引き受けて下さいました(ちなみに池田氏は私と同じ名字をお持ちですが、親戚関係はございません)。テリー氏は著名な会計士として日系コミュニティによく知られており、新企会の長年の会員でもあります。
JSSカウンセラーたちは相変わらず多忙を極めておりますが、これには良い面と悪い面があると思っております。我々のコミュニティで問題に直面している方がいらっしゃることは憂慮すべきことですが、一方でJSSカウンセラーたちがクライアントさんをサポートでき、状況によっては問題解決のお手伝いをできるのは喜ばしいことです。JSSに報告される問題の中には極めて深刻なケースもあります。カウンセラーたちの報告によれば、JSSは2015年度54件のドメスティック・バイオレンスを扱いました。日系コミュニティの小ささを考慮すると憂慮すべき数字と言えます。しかし、JSSが介入するためには、暴力の被害にあっている方もしくは被害者の友人がJSSに電話をかけてこなければなりません。54件という数字は「氷山の一角」に過ぎないかもしれないのです。
こういった問題の深刻さは疑うべくもありませんが、このご挨拶は明るい話題で終わらせたいと思います。JSSへ寛大なご寄付をいただきました全ての方に、この場を借りて感謝の意を捧げます。身に余る光栄と思っております。昨年12月および今年の年始に団体・個人の皆様から多大な寄付金が寄せられました。紅白歌合戦運営団体から2000ドル、歌合戦で美味しいうどんを振る舞われた吉田タック氏と奥様のふみこさんからはその収益を寄付としていただきました。大福づくりに参加していただいた多くのボランティアの方々、またその他のボランティア、寄付者の方々、ここでは全員のお名前を挙げることは出来ませんが、皆様に感謝しております。
ファンドレイジング委員長の山本順子氏は相変わらず忙しくされております。山本さんはご自身の記事の中でJSSのファンドレイジング計画について、また現在計画中の大きなファンドレイジングイベントに関わっている多くの才能豊かな方々について、お話されることでしょう。
山本さんの記事をぜひご覧いただき、JSSが今後活動を続けていけるようご支援をよろしくお願いいたします。